ソラボット、ドローン自律飛行システム開発スパイラルがドローンポート採用

スパイラルに提供した「DroneNest」(イメージ)
スパイラルに提供した「DroneNest」(イメージ)

ドローン運用支援のSORABOT(ソラボット、県横浜市)は9月17日、自動充電可能なドローンポート「DroneNest(ドローンネスト)」を、非SLAM屋内型のドローン自律飛行システムを開発するSpiral(スパイラル、東京・葛飾区)が採用したと発表した。

「DroneNest」は、機体メーカーに依存しないドローンの自動充電が可能なドローンポート。中国DJIの産業用ドローンを始め、4セル、6セル、12セルのLiPO(リチウムイオンポリマー)バッテリードローンにも対応する。充電やポートの開閉制御のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を提供しており、既存システムへの組み込みもできる。

ソラボットでは今回、スパイラルの機体サイズに合わせてポートのカスタマイズして提供。ドローンポートと連携で、トンネルなどの屋内空間でドローン運用の遠隔と無人化に対応できるようにした。

スパイラルは、提供するドローンポートを利用した、屋内環境で自動巡回可能なドローンサービスで、ドローンが比較的調達が容易な一方で、ドローンポートは、機体と合わせてシステム提供されることが多く、単体で調達が難しかった。そこで、ソラボットのポートを採用することにした。

ソラボットでは今後も国産ドローンやドローンソフトウエア「「ArduPilot(アルジュパイロット)」などのオープンソース対応ドローンを開発する企業との連携を強化していく考え。