システムインテグレーター(SIer)のエヌデーデー(NDD、東京・中野区)は11月20日、国家資格の「無人航空機操縦士」の実技試験の練習ができる法人向けドローン操縦シミュレーター「SkyAce for License(スカイエースフォーライセンス)」の販売を開始すると発表した。価格は1ライセンスあたり、税抜35万円。
無人航空機操縦士試験で、「二等無人航空機操縦士」の実技試験「スクエア飛行」「8の字飛行」「異常事態における飛行」「飛行前点検」を、一般に販売されているプロポ(送信機)を使って何度でも練習できるシミュレーター。「飛行経路逸脱」「不円滑」など、試験基準と同様の減点細目を判定し採点結果を表示する。振り返りのための飛行軌跡を記録の表示が可能なほか、試験員の指示音声を出力するため、一人でも練習できる。
NDDでは、ドローンスクールで実地講習の合間を利用した教習生の自主練習や天候不順時の練習、ドローンを運用する企業が社内で独自にドローンパイロットを育成するための社内教育での利用を見込む。
今後は、一等無人航空機操縦士や、ドローンの目視外飛行などの対応、物品運搬とインフラ点検の業務に特化したバージョンの開発も予定する。