ゼンムテック、秘密分散技術でドローン安全性向上を目指し、NIROのプラットホーム参画

ゼンムテック、秘密分散技術でドローン安全性向上を目指し、NIROのプラットホーム参画

データ利活用を手掛けるZenmuTech(ゼンムテック、東京・中央区)は11月29日、ドローンの安全性を向上させる「秘密分散技術」の活用拡大で、新産業創造研究機構(NIRO)のドローン利活用プラットフォーム「NIROドローン利活用プラットフォーム」に参画したと発表した。

「秘密分散技術」は、データを「それ自体は意味を持たない、いくつかの分散片」に分け、それぞれの分散片を別の環境で管理することで、外部へのデータ流出を防ぐ技術。これまでのセキュリティー技術の基本だった暗号化技術に代わるものとして注目されている

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「ZENMUイノベーションラボ(ZIL)」の概要

ゼンムテックは、1月に秘密分散技術の活用で、顧客、スタートアップ、大学、研究機関、といった社外パートナーと協業し、共創から生まれたアイデアをいち早く試作し検証と評価を繰り返し、早期市場投入を目指す施設「ZENMUイノベーションラボ(ZIL)」を開設した。

「NIROドローン利活用プラットフォーム」は、ドローン利活用の拡大や発展を目指し、ドローン事業者、ユーザー、県、国、自治体、商工会、大学などが連携したプラットフォームを立ち上げ、ドローン産業の振興と経済の活性化を図り、ドローンビジネスの事業化を推進する取り組み。KDDIスマートドローン、ACSL、リベラウェア、兵庫県などがメンバーで参加する。

同社では、ドローン事業を展開する企業が参画する、「NIROドローン利活用プラットフォーム」に参画し、ドローン利活用上の課題解決で協業することで、「ZIL」を中心にドローンの付加価値を高めることを目指す。