マゼックス、15Lタンク搭載の農業用ドローン新モデル「飛助15」発売

農業用ドローン「飛助15」
農業用ドローン「飛助15」

産業用ドローンメーカーのマゼックス(大阪・東大阪市)は12月12日、農業用ドローン「飛助15」の販売を開始すると発表した。

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タンク容量を15Lに増量

従来機よりもタンク容量を15Lに増量。果樹や野菜といった大量散布が必要な作物でも効率的に薬剤散布できる。タンクと機体の構造も見直し、簡単に脱着できるようにした。作業時間は10a(アール)あたり1分で、1つのバッテリーで合計1.5ヘクタールが散布可能。従来モデルで3往復が必要な圃場も、「飛助15」は2往復で散布を完了できる。

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アンドロイドを採用したタッチ操作パネル式の送信機

アンドロイドOSを搭載したタッチ操作パネルで完全自動飛行が可能。アプリ上に表示される地図で散布エリアを指定することで、飛行経路が自動算出される。

エリア内に障害物が存在する場合でも、事前に範囲を指定しておけば障害物を回避した飛行経路も作成できる。また、シリーズ初の防水対応機で、機体に付着した薬剤を水で洗い流せるため使用後の手入れやメンテナンスが容易に行える。

オプションの粒剤散布装置の有無で、「アドバンス」と「プロ」と2つのグレード設定モデルを用意した。価格は、「飛助15 アドバンス」が、税込137万5000円、「飛助15 プロ(粒剤散布装置あり)」は、165万円。