テラドローン、米UTMのアロフトを完全子会社化

テラドローン、米UTMのアロフトを完全子会社化

テラドローンは9月16日、持分法適用会社で運航管理システム(UTM)を手掛ける米アロフトの株式を追加取得し、完全子会社化すると発表した。

アロフトは、米国の連邦航空局(FAA)が認定するドローン運航管理会社で、ドローンのUTMと、機体の登録やパイロットの資格管理、飛行計画、飛行ログなどを一元管理するフリート管理システムを連携したソリューションを提供する。

2018年にFAAが実装した米国でUTMにあたるLAANCでは84%以上のシェアを持ち、同社のソリューションを通じて、全米で累計100万件以上のドローン飛行の承認申請が実施されている。また、セキュリティー認証規格の「SOC2 TypeII」と「ISO 27001」を取得し、国際基準に適合した情報セキュリティー体制を構築している。

テラドローンでは、アロフトを完全子会社化することで、米国での顧客基盤を強化し、世界をリードする米国市場のUTM需要を確実に取り込むとともに、グローバルなUTM事業の展開を加速するとしている。