
倉庫ロボットソリューションの仏エグゾテックの日本法人のExotec Nihon(エグゾテック・ニホン、東京・港区)は4月17日、米国公認会計士協会(AICPA)が定めたサイバーセキュリティーのフレームワーク「SOC2 Type 2」の認証を新たに取得したと発表した。
エグゾテックでは、セキュリティー施策で、2024年11月の「ISO/IEC 27001:2022認証(情報セキュリティーマネジメントに関する国際規格)」に続き、「SOC2 Type 2」の認証を取得した。「ISO/IEC 27001:2022」は、セキュリティーに対する組織的な体制やルールの整備状況を評価する一方、「SOC2 Type 2」は、その体制が実際に運用されていることを証明するものとしている。
同社によれば、物流倉庫は、在庫情報や顧客データといった重要情報を日常的に扱う業務の中核で、近年ではサプライチェーン全体の安定性と競争力維持の観点から、セキュリティー強化が重要視されているという。特に自動化が進む最近の倉庫では、ITシステムと物理設備が密接に連携しており、導入企業はシステムの安全性が非常に重要になるとしている。
こうした背景から、エグゾテックでは、技術面、業務面、組織面でセキュリティー対策を実施し、社内で顧客データの保護を徹底。また、各国の法律や規制上の要件にも適切に対応しているという。加えて、取得した「SOC2 Type 2」と「ISO/IEC 27001:2022」は、定期的な外部監査と更新が必要とされることから、常に高いセキュリティー基準の維持につながるとしている。