センシンロボティクス(東京・品川区)は5月7日、ソリューション開発プラットホーム「SENSYN CORE(センシンコア)」を基盤にした3D点群・3Dモデル生成ソリューション「SENSYN CORE Mapper(センシンコアマッパー)」に、体積測量機能を追加したと発表した。自動離着陸ドローン基地との連携にも対応しており、データ取得から解析、アウトプットまで、測量業務の一連の工程を自動化する。
これまでドローンを活用した測量業務では、現場への移動、撮影、SDカードの受け渡し、PCでの解析処理など多くの工程が発生し、飛行や解析ソフトの操作には専門スキルが必要だった。こうした運用は特定担当者への依存を招きやすく、測量の実施頻度が限られることで、日々の変化を追えず、在庫ズレや工程遅延につながる課題があったという。
今回、「SENSYN CORE Mapper」に体積測量機能を追加することで、画像データをアップロードするだけでクラウド上で自動処理を行えるようになった。現場に高性能PCを持ち込む必要がなく、専門知識がなくても直感的に測量できる。解析の自動化によって、日次(にちじ)や週次での測量も可能になるため、現場の状況をリアルタイムにデジタル化できるという。
また、自動離着陸ドローン基地と連携したことで、ドローンが自動で離着陸・撮影し、取得画像を「SENSYN CORE Datastore」に自動アップロードし、「SENSYN CORE Mapper」が3Dモデル生成と体積測量を実行することが可能になった。現場に赴かず、オフィスから土砂量や在庫量を確認できる。
ソリューションは、「SENSYN CORE」を基盤としているため、既存システムとのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)連携やカスタマイズ開発にも対応する。自動離着陸ドローン基地は現在、中国DJIの「DJI Dock」と米スカイディオ「Skydio Dock for X10」に対応する。撮影環境やセキュリティー要件に応じた機材提案・運用支援も行う。
同社では、造成工事での切り土、盛り土の設計値との差分把握や土砂移動量の最適化、ストックパイルの高頻度で正確な体積計測による在庫ズレ防止、進捗(しんちょく)管理や現況測量による施工管理効率化などでの活用を見込む。
今後は、ソリューションで生成した3Dモデルの業務活用をさらに進め、自動離着陸ドローンの特性を生かしながら、広大なインフラ設備や複数現場を遠隔拠点から管理できる体制の構築を目指す。将来的には、撮影画像やオルソ画像のAI(人工知能)解析結果を3Dモデル上に重ね合わせ、点検や状況把握への活用拡大も進める。








