
東日本旅客鉄道(JR東日本)と、西日本旅客鉄道(JR西日本)は3月18日、ドローンなどを活用した電気設備のスマートメンテナンスと、工事業務の機械化とDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みで連携すると発表した。
具体的には、電気設備のスマートメンテナンスで、ドローンを活用し設備管理業務の省力化、センサーや生成AI(人工知能)などを使ってCBM(状態基準保全)のメンテナンス業務の効率化を図る。工事業務の機械化・DXでは、機械、ロボットによる施工の省力化、点群データとデジタルツインなどを活用し工事業務の効率化に取り組む。
2社は2月に覚書を締結しており、包括的な連携と協力を進める。連携によるスケールメリットを生かし、開発のスピードアップ、コスト削減につなげる。また、相互に連携・協力することで業務を省力化、効率化し、安全で安定した輸送のレベルアップを目指す。
少子高齢化で、日本の生産年齢人口は、2050年には約40%の減少する見込み。これに伴って、鉄道利用客だけではなく、鉄道事業者、施工会社、メーカーなどの従業員も大きく減少することが予想されており、鉄道事業の運営が困難になる可能性がある。

これらの課題に対して、JR東日本、JR西日本が個別に対応を進めている。一方で、2社は、都市圏と地方の広範な事業エリアを受け持っており、共通の課題が多いことから、連携して取り組む方が効率的で効果的とみて、今回、鉄道電気部門の課題解決で手を組むことにした。