セイノーホールディングス(HD)は9月1日、エアロネクスト、ウフル、和歌山県日高川町と、ドローンを活用した新スマート物流を活用した暮らしのDX(デジタルトランスフォーメーション)に向けた連携協定を締結したと発表した。
4者は、新スマート物流の実現に向け、データ連携基盤やドローンなどの次世代高度技術を活用しながら日高川町の地域交通や物流が抱える課題の解決、日高川町の地域課題解決、健康、防災の対応充実に取り組む。
具体的には、セイノーHDとエアロネクストが共同で展開する既存物流とドローン物流を組み合わせた新スマート物流サービス「SkyHub(スカイハブ)」や、ドローンを使った、新スマート物流の仕組みの拡張に向け、ウフルのサービス連携基盤「CUCON(キューコン)」、地図ポータル「elcompath(エルコンパス)」などを組み合わせ、物流を起点に住民一人ひとりに寄り添ったサービス提供を目指す。
セイノーHD、エアロネクスト、エアロネクストの子会社のNEXT DELIVERY(ネクストデリバリー)は、日高川町と、7月6日に日高川町川原河に「SkyHub」の拠点「ドローンデポ」を開設し、美山地区、中津地区で、サービスを開始した。今回、新たにウフルを加え、過疎地域での住民の孤立解消を図る。
今後、4者は連携協定を通じて相互に連携・協力し、町の課題や住民のニーズに沿って、ドローンなどを活用し、日高川町の課題解決と地方創生につなげる考え。