ゼネテック、3Dシミュレーションソフトを物流ロボベンチャーのレックスプラスが導入

レックスプラスが自動搬送システムの導入効果実証で3Dシミュレーションソフト導入

エンジニアリングソリューション事業などを展開するゼネテック(東京・新宿区)は9月26日、3Dシミュレーションソフト「FlexSim」が、自動搬送システム開発するLexxPluss(レックスプラス、神奈川・川崎市)に導入されたと発表した。

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3Dシミュレーションソフト「FlexSim」のイメージ

レックスプラスでは自動搬送システムと、ゼネテックの3Dシミュレーションを掛け合わせることで、物流や製造業の顧客の現場レイアウトに合わせた自動搬送システムの導入効果を高精度で可視化・実証することにつなげる。

レックスプラスは、自動搬送ロボット「Hybrid-AMR(ハイブリッドAMR)」を開発するスタートアップ。「Hybrid-AMR」は、自律的に障害物を検知・迂回できるAMR(自律走行搬送ロボット)と、繰り返し精度と作業スピードを確保するAGV(無人搬送車)の技術を併用できる。

一方で、これまで導入による現場オペレーションの改善効果を顧客が事前に正確に確認できるかや、導入後の様々な現場の変動要素に合わせた、柔軟なオペレーションの最適化といった課題があった。同社では、この課題を解決するツールで「FlexSim」を採用した。

同社ではツールの導入で「Hybrid-AMR」導入時の投資対効果の事前検証を始め、導入後の現場改善での生産性向上で活用する。また、ロボットとツールの組み合わせで、製造業者や物流業者が抱える人手不足などの課題を解消し、最大50%以上のコストダウンや生産性向上につなげるとしている。