シーネット、専門家が解説する倉庫マネジメントの連載コラムを配信

クラウド型WMS(倉庫管理システム)開発のシーネットは10月10日、ホームページで、専門家の連載コラム「倉庫業務マネジメント~つながるDX、WESの役割~」を開始したと発表した。倉庫業務に携わる企業経営者や複数のシステム・マテハンを利用する物流企業などをターゲットに週に1回の配信を予定する。

コラムは、倉庫業務総合研究会の渡辺秀治氏による寄稿で、物流業界で課題となっている慢性的な人手不足に対し、生産性向上のワークフローと、倉庫業務マネジメントシステムの再構築を核に、渡辺氏が持つ物流業界での長年の経験と専門的な知識に基づいた参考モデルを提供する。

5章建てで配信。第1章は、倉庫業務マネジメントの基本を解説。倉庫業務のエッセンスやエンタープライズ階層モデル、機能階層モデルの構造を説明し、物流業務の分類モデルとの関係を明らかにする。

第2章は、倉庫業務のアクティビティの定義に焦点を当て、機能階層モデルのアクティビティから領域別管理のカテゴリーと情報管理、物流機能モデルのカテゴリー、オペレーション管理のカテゴリー、コントロールセンター機能、装置別管理カテゴリーまで説明する。

第3章は、オペレーションマネジメントの詳細機能に焦点を当て、リソース管理、規定管理、詳細スケジューリング、ディスパッチング、データ収集、実行管理、トラッキング、設備保全、パフォーマンス解析などを詳しく解説する。

第4章は、WESのアクティビティと連携情報に焦点を当て、作業予定の送信と実績の収集、システム間の連携機能、機能間で共有される情報について詳細に説明。第5章では、倉庫業務マネジメントとWESの役割を具体的に示し、AMR(自律走行搬送ロボット)やマルチピッキングシステムなどを使った、実際のオペレーションでのWESを連携した適用例を詳しく取り上げる。

渡辺秀治は、メーカー系エンジニアリング会社で食品工場の建設から生産設備の導入、空調、給排水、自動制御、物流まで総合的なサービスを提供。近年は、生産現場での物流課題に取り組み、WMSやWES(倉庫運用管理システム)の調査に注力し、論文の執筆活動を行っている。

■倉庫業務マネジメント~つながるDX、WESの役割~
https://www.cross-docking.com/column-wes/