ハクオウロボティクス、プロロジスと資本業務提携で資金調達

自動フォークリフト開発のハクオウロボティクス(東京・荒川区)は8月27日、物流不動産を手掛けるプロロジスと資本業務提携を締結し、第三者割当増資で資金調達を8月上旬に実施したと発表した。

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ハクオウロボティクスが開発する自動フォークリフト「AutoFork」

ハクオウロボティクスは自動フォークリフト「AutoFork」を開発する。今回、調達資金は、人材採用で使用し、自動フォークリフトの開発や販売、サポート体制を強化する。「AutoFork」は物流現場での実運用開始を2024年11月から予定。2025年以降の増産と普及を目指している。

業務提携では「AutoFork」の販売でプロロジスが見込み顧客の紹介する。ハクオウロボティクスは、プロロジスが運営するインキュベーション施設「inno-base TSUKUBA」の入居企業で、プロロジスが施設入居企業と資本業務提携するのは今回が初めとなる。

プロロジスはこれまで、PoC(概念実証)協力企業の紹介や、神奈川県のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク横浜鶴見」での走行実験など自動フォークリフト「AutoFork」の開発支援を行っており、自動フォークリフトの普及が物流業界の省人化と「物流の2024年問題」への一助にもなることから、出資と業務提携を決めたとしている。