車体製造と特装車架装メーカーのトノックス(神奈川・平塚市)は10月11日、幕張メッセ(千葉市)で開催される「Japan Mobility Show Bizweek 2024」(10月15日~18日)に、新規開発の自動搬送ロボット「TRAT(トラット、TX-UGV01)」を出展すると発表した。
「TRAT」は、約300kgの牽引が可能で、1回の充電では3~4時間の走行ができる。東京工業大学との産学連携で学術指導を受け開発した。同社では今回、ロボットに自社開発の路面プロファイラ「TX-IRI」と「3D-プロファイラー」を搭載し、無人走行で路面を計測するロボットとして出展する。
「Tx-IRI」は、センサーボックス内部に2台のレーザー変位計とIMU(慣性計測装置)センサーを内蔵し、路面の勾配を精度高く検出できる。車両などの床下に取り付けが可能。「3D-プロファイラー」は、路面横断方向にライン状に照射するレーザー装置と3Dカメラを内蔵したユニットで、路面からレーザー反射光の輝度画像と光切断方の3D画像を取得し、路面の「ひび割れ」と「わだち掘れ」を計測できる。
トノックスでは今後、ロボットの自動運転化に向け、レーダー、ライダー、カメラなどの機器を取付けアップデートしていく計画。