ヒラオカ（島根・出雲市）は11月7日、出雲市で、LTE回線を利用し。中国DJIの物流ドローン「FLYCART 30」を使った「レベル3.5」の飛行の物資輸送を想定した実証実験を10月29日に実施したと発表した。
実証実験は、災害時の救援物資輸送を想定し、「FLYCART 30」に、水や食料、日用品など11kgの荷物を搭載して、出雲市西園町から出雲市大社町までの約8000mのルートを飛行させた。総飛行時間は19分だった。
ヒラオカでは、過疎地域や陸上輸送が困難な災害現場でドローン物流サービスの早期の社会実装で、新たな供給サービスのビジネスモデルを検証で行った。同社によると、「FLYCART 30」でLTE回線を利用した「レベル3.5」の飛行は国内初という。
今後は、実証実験のデータを元に、新たな飛行ルートでのレベル3.5飛行を実施するほか、VTOL（垂直離着陸機）機を使った遠距離輸送も視野に、協力する企業や自治体などと連携し、効果的で効率的な長距離ドローン輸送の実現につなげる。（
