イブ・オートノミー(静岡・磐田市)は1月8日、日立ビルシステムが水戸事業所に、自動運転EV(電気自動車)を活用した屋外対応の無人搬送ソリューション「eve auto(イブ・オート)」を導入したと発表した。
日立ビルシステムでは製造するエレベーターやエスカレーターの部品で、大型のものが多く、これまで入荷場所から建屋にトラックとフォークリフトで搬送していたが、トラックの運用費用やフォークリフト作業員の人件費などのコストが多くかかることが課題となっていた。
そこで、その解決策で、建屋をまたいで屋外の自動車用アスファルト道路を走行し大型の部品を搬送が必要な水戸事業所の環境に対応可能な「eve auto」を評価し、導入。ワーク重量が最大1000kgの部品を入荷場所から8カ所への部品搬送で活用することで、トラック1台とフォークリフト1台、それぞれの運転手のコストを削減した。
同社では今後、部品搬送に加え、エレベーター部品に使用する鉄材料の搬送にも利用する計画。重量の大きい鉄材を搬送できるようにすることで、搬送を担当するトラック1台を削減につなげたい考え。