ラピュタ、「ラピュタPA-AMR」に新ピッキング方法「フォーカスピッキング」追加

ラピュタロボティクスは1月14日、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」に新たなピッキング方法「フォーカスピッキング」を追加し、提供を開始したと発表した。

「フォーカスピッキング」は、新たに独自アルゴリズムを採用し、「ラピュタPA-AMR」をピッキング量の多いエリアに集中させ、作業者の歩行距離をさらに減らすことで、効率的にピッキング作業を進める手法。具体的には、ピッキング作業の優先順位を最適化し、作業者とロボットの移動動線を効率化する。

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フォーカスピッキング時の「ラピュタPA-AMR」の遷移イメージ

同社によれば、コンタクトレンズの通販などを手掛けるRise UP(ライズアップ、大阪市)での試験導入では、ラピュタPA-AMRで通常のピッキング距離の1348mが、フォーカスピッキング実装後は858mと36%を削減した。

ラピュタロボティクスでは、「ラピュタPA-AMR」の導入企業に対し、適切なタイミングで最新版のソフトウエアを提供。新機能「フォーカスピッキング」は、その取り組みの一環となる。アップデートの適用は、導入企業が現場で、そのバージョンが必要かに応じて選択できる。今後も顧客のニーズに応じた機能改善に取り組むとしている。