
Gaussy(ガウシー、東京・港区)は3月4日、物流とEMS(受託製造サービス)のカトーレック(東京・江東区)が、仙台低温物流センター(仙台市)に、倉庫ロボットサービス「Roboware(ロボウェア)」のAMR(自律移動ロボット)を導入したと発表した。
カトーレックが導入したのは中国のロボットベンチャー、ForwardX(フォワードエックス)のAMR「Max 1500-L Slim」。耐荷重は1500kgで、人やフォークリフトに代わり重量物の搬送作業を行える。
同社では、ピッキング作業の省人省力化を目的で採用した。AMRを導入するエリアは、これまで人がピッキングカートを使用し、冷蔵倉庫内を歩き、重量物をピッキングする必要で、労働環境の改善が急務になっていた。

カトーレックはAMRの導入を契機に、グループで掲げる労働安全衛生やダイバーシティ推進、イノベーション(技術革新)、DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みの加速と拡大を目指す。また、AMR導入の経験を生かし、社内への横展開を始め、ほかの企業や業界にノウハウを提供することも視野に入れている。