
佐川急便は4月7日、イームズロボティクス(福島・南相馬)、日本気象協会、サンドラッグ(東京・府中市)と、東京都から支援対象プロジェクトの選定を受けた「ドローン物流サービス社会実装促進事業」でドローン配送プロジェクトの最後の公開実証を東京都青梅市で実施したと発表した。

最後の公開実証実験では、配送デポ(兼ドローン発着場)を設定し宅配便と小売り配送貨物を集約し、配送デポを拠点に受け取り方、小売り配送との連携や運用フローを検証した。
また、省人化を図るために宅配ボックスを利用した非対面での受け渡しや、一定条件で安全監視の補助員を置かずにドローンの運航ができる「レベル3.5」の飛行の全体オペレーションの検証、発災時の自治体との連携を想定したドローン配送の運用などを実施。
さらに、初の試みで、空域の異なる2つの空路を、1人の運航指示者が2機を同時に飛行させるルート設定を行った。実証期間は2024年11月6日~12月6日だった。
佐川急便では今後も行政、自治体、関係企業との連携を深め、平時や有事を問わず地域に根差した新たな配送網の構築に取り組むとしている。