ギークプラス、三井倉庫ロジスティクスが上新電機の物流施設に自動棚搬送ロボット導入

ギークプラス、三井倉庫ロジスティクスが上新電機の物流施設に自動棚搬送ロボット導入

ギークプラス(東京・渋谷区)は4月17日、三井倉庫ロジスティクス(MSL、東京・中央区)が運営する物流施設に、自動棚搬送ロボット「ピッキングPシリーズ」を導入したと発表した。

「ピッキング Pシリーズ」は、倉庫内のピッキング作業を効率化する自動化ソリューション。商品の入った棚やコンテナを自動でピッキングステーションまで運び、作業員はその場で商品を取り出すのみで作業が行える。そのため、作業者は移動する手間が省け、作業スピードや正確性向上が見込めるという。

MSLは、LLP(ロジスティクス業務支援)サービスを展開し、大手家電量販店などを顧客に物流ソリューションを提供する。今回、自動棚搬送ロボットを導入したのは、上新電機の物流業務全般を支援する施設。主に家電製品、PC、ゲーム、おもちゃなどのホビー関連商品を取り扱っている。

同社では、近年の物流の需要増加と深刻な人材不足の影響を受け、流動的な物流事情に対応し、安定的なサービス品質の維持が課題となっていた。

そこで、省人化で業務の効率化とコスト削減、生産性向上を図るために、与件整理、PoC(概念実証)の実施を経て、ギークプラスの「ピッキング Pシリーズ P500R」を導入することを決めた。

今後は、ロボットを活用し、ピッキング工程の自動化と物流オペレーションの標準化に取り組む。