
エアロネクスト(東京・渋谷区)は7月1日、国土交通省が主催する「ラストマイル配送の効率化等に向けた検討会」に構成員として参画すると発表した。同社は、ドローン企業で唯一の構成員として参画し、ドローン運用などの知見や実績を検討会の活動で役立てる。
検討会は、ラストマイル配送を取り巻く諸課題に対応するための方策について議論や検討することを目的に設置された。

6月26日には第1回の会議を開催。2024年10月から事業者や関係省庁などで構成する「多数機同時運航の普及拡大に向けたスタディグループ」で検討された「多数機同時運航を安全に行うためのガイドラインの策定」を共有した。スタディグループにはエアロネクスト子会社のネクストデリバリーが参画し、ガイドラインの策定に携わった。
エアロネクストは、セイノーホールディングス(HD)と連携し、陸上配送とドローン輸送を組み合わせた物流サービス「SkyHub(スカイハブ)」を手掛ける。同社はネクストデリバリーを通じて、北海道上士幌町や山梨県小菅村など全国9カ所でサービスを展開しており、ラストワンマイル配送の効率化に向けた取り組みを進めている。
検討会には、エアロネクストの連携パートナーのセイノーラストワンマイルや、北海道上士幌町、山梨県小菅村も構成員として参画している。