ガウシー、他社物流ロボットの運用保守サービス開始、トラスコ中山が物流2拠点に導入

ガウシーのロボットの運用保守を導入したトラスコ中山の物流拠点「プラネット埼玉」(埼玉・幸手市)
ガウシーのロボットの運用保守を導入したトラスコ中山の物流拠点「プラネット埼玉」(埼玉・幸手市)

Gaussy(ガウシー、東京・港区)は10月30日、倉庫ロボットサービス「Roboware(ロボウェア)」で、他社が販売するロボットを対象とした運用保守委託サービスの提供を開始し、トラスコ中山(東京・港区)から、運営する物流センター「プラネット埼玉」と「プラネット東北」の棚搬送型ロボットの運用保守を受託したと発表した。

「Roboware」の運用保守委託サービスは、物流ロボットのメーカーを問わず、運用・点検・修理・部品交換・緊急対応・改善提案までを包括的に支援する。24時間365日のコールセンターによるスピード復旧対応、顧客の要望に応じた柔軟な契約プラン、稼働データ分析を活用した予防保全、全国対応ネットワークによる迅速な現場支援が特長。

保守業務を通じて得た運用データを基に、自動化の最適化提案も行う。ロボット導入済み企業の保守体制見直しや、複数メーカーを併用する企業、中古ロボットの利用企業、国内保守をアウトソースしたいメーカーや代理店など、幅広い顧客ニーズに対応する。

トラスコ中山は、モノづくり現場向けのプロツール(工場用副資材)を全国28カ所の物流センターで保有し、約61万アイテムの在庫を持つ。同社の中でも最大規模の物流拠点「プラネット埼玉」(埼玉・幸手市)と「プラネット東北」(仙台市)は、倉庫ロボットなどの最先端の物流機器を複数導入しており、安定稼働がサービス品質の維持に直結する。

トラスコ中山はセンターでAGV(無人搬送車)などの物流ロボットを導入

同社は、ガウシーのカスタマーサポート体制とロボット運用の知見を評価し、両拠点での運用保守を委託することに決めた。サービスを通じて重大な故障を未然に防ぐとともに、故障発生時には迅速に対応できる体制を構築。ハードとソフト両面でガウシーから支援を受け、稼働の安定化とサービス品質の向上を図る。