IDA、香取市・東庄町、アクアクララと利根川流域で物流ドローンの実証実験

実証実験で使用した物流ドローンとアクアクララのウオーターサーバーボトル
実証実験で使用した物流ドローンとアクアクララのウオーターサーバーボトル

国際ドローン協会(IDA、東京・江東区)は2月24日、千葉県香取市・東庄町、アクアクララと、利根川流域で物流ドローンの実証実験を2月20日に実施したと発表した。

実証実験では、ドローンがアクアクララのウオーターサーバーボトル2本(積載26kg)を搭載。約6.9kmを9分51秒で飛行した。今回の実証は、生活圏に近い環境で実務運用レベルの安全管理を行いながら運航できるかを主眼に取り組んだ。

ルートには、住宅街に隣接する区間、河川上空の区間、橋梁上空の複数回通過、国道(2車線)の横断など、運用難度が上がる条件を盛り込み、第三者や河川利用者、車両通行などを想定した管理手順を検証した。

特に河川上空の運用は、河川利用者への配慮、橋梁(きょうりょう)や送電線などの工作物を踏まえたルートと、万一の際の連絡・対応手順まで含めた設計が重要として、複合ルートを安全に運航・管理できるかを確かめた。

4者は実証に合わせ、東庄町役場で「利根川ハイウェイ構想」の意見交換会も開催した。「利根川ハイウェイ構想」は、利根川の広大な河川空間に、ドローンの自動飛行ルートを整備し、平時は地域の物流で活用し、災害時には緊急物資輸送に切り替える「フェーズフリー」の地域インフラとしての運用モデル確立を目指す取り組み。

会では、自治体ごとの役割分担や飛行ルートの考え方、河川・道路上空を飛行する際の注意点、万一の連絡体制などを共有し、広域で日常運用を行い、災害時はすぐに転用できる運用体制づくりを議論した。