倉庫ロボットソリューションの仏エグゾテック(クロワ市)は4月21日、仏スポーツ用品大手のデカトロンが、欧州物流ネットワークに倉庫自動化プログラム「Skyfleet(スカイフリート)」を導入したと発表した。Eコマースと店舗向け物流を統合し、分散していた倉庫運用の標準化と自動化を進める。
デカトロンは、Eコマース需要と店舗需要の拡大を受け、従来の分断された物流ネットワークの見直しが課題となっていた。エグゾテックは、この課題解決に向けて、フランス、英国、ポルトガル、ドイツ、イタリアの既存倉庫に適用可能な標準化ソリューション「Skyfleetプログラム」を設計した。
ソリューションは、モジュール型の設計により各拠点をほぼ同一仕様で構築し、柔軟な拡張性を確保するとともに、自社製のWES(倉庫運用管理システム)「Deepsky(ディープスカイ)」で倉庫全体を統合管理する。

各拠点では150台から200台のロボットを活用し、最大12万5000の保管ロケーションに対応した。また、入出庫プロセスの自動化で大量の商品処理を可能にすることで、英国拠点は作業スペースを1万7000平方メートルから5000平方メートルに削減し、従業員1日当たり平均歩行距離を10キロから1キロに軽減した。ポルトガル拠点では出荷能力が倍増し、フランス拠点では供給可能な店舗数も拡大したという。
エグゾテックは、今回の導入でデカトロンの欧州物流ネットワークが、統合されたスケーラブルな自動化エコシステムに進化したとしている。同社は今後も、需要変動に対応しながら効率性と信頼性を両立する物流体制の構築を支援する。








