ユニバーサルロボット、広島に中国地方初の認定トレーニングセンター開設

三光電業が開設したURの認定トレーニングセンター

デンマークのロボットメーカー、ユニバーサルロボット(UR)は11月6日、三光電業(広島市)が、URの実機を使ってロボットプログラミングが学べる「UR認定トレーニングセンター」を開設したと発表した。同社で中国地方初の認定トレーニングセンターとなる。

URは自動化の障壁を下げることを目的に、プログラミングが容易で、誰でも使える協働ロボットを開発しており、同時にURのロボットのプログラミングが学べるトレーニング講座「URアカデミー」を開設している。

「URアカデミー」は、無料のEラーニングを始め、URや認定トレーニングパートナーが提供する対面やバーチャルでの認定トレーニングを提供。eラーニングで基礎的な知識を身に着けた後に認定トレーニングを受講することで、ユーザーは高度なプログラミング技術を習得できる。

今回、UR認定トレーニングセンターを開設した、三光電業は、広島県に本社を構える電子・制御部品、FA機器の商社。2018年に「ロボットパークひろしま」を設け、ロボットに加え、ビジョンセンサーや力覚センサーでサンプルテストやシステム検証ができる環境を整備した。また、2020年には、URと販売代理店契約を結んでおり、電機電子や金属加工、自動車、食品といった業種で、工程を自動化する協働ロボットの導入提案に注力している。

URのトレーニングセンターは、は今回の三光電業のセンター開設で、東京、神奈川、愛知、京都、大阪、広島、兵庫で全10か所となった。同社では今後も、日本全国に広がるユーザーがアクセスしやすいトレーニング環境の提供を目指し、認定トレーニングセンターの開設を進めるとしている。

■三光電業「UR認定トレーニングセンター」
住所:広島市南区比治山本町6-5
定員:8名
トレーニング内容:ユニバーサルロボット「コアトレーニング」、シンプルなタスクを実行するための知識の習得と、実践トレーニング