TOMPLA、工場設備向けドローン点検導入支援サービス開始

ドローン点検対応箇所のイメージ

TOMPLAは5月31日、ドローン設備点検サービスを6月から開始すると発表した。

生産設備の保全担当者自身がドローンで設備点検を行えるように、点検ルート設計からパイロット育成、運用マニュアル作成提供、ドローン機材提供までをワンストップでできる導入支援サービスを提供する。

ドローンを使った点検では、機体の性能に応じて使用できる現場に制約が存在するため、機体選定が重要になる。そこで、TOMPLAでは、多くの選択肢の中から適切な機体を適切な運用できるようなサービスを提案するほか、ユーザーの現場環境に合わせたカスタマイズ機体も提供する。

また、自社でドローン設備点検体制の構築前に、一度、設備の現況を確認したい事業者に向けて、単回のスポット点検サービスも開始する。

同社によると、生産設備の管理で、設備故障の再発・未然防止が最上位の経営課題となる一方、実際は1割以上が劣化点検を行っていない状況という。そのため、劣化点検にドローンを活用すれば、ガス配管やケミカル液剤を流す配管など、複雑で検査路がなく、日常の目視点検では見えない箇所を容易に点検できるとしている。