アネスト岩田(横浜市)は12月8日、汎用塗装ロボットと設備をセットにした「パッケージデザイン」の販売を開始すると発表した。
パッケージデザインは、「防爆ロボットとフィーダ」「スプレーガン」「塗料供給装置」「塗装ブース」と、塗装の自動化に必要な4つの機器をオールインワンにしたセット。手吹き塗装からロボット塗装への移行を簡単にできる仕様となっているという。
ロボットは「回転塗装タイプ」と「網塗り塗装タイプ」を選ぶことができる。「回転塗装タイプ」は、薄膜多層塗りの塗装が可能。シリンジポンプを搭載することで、正確に塗料使用量を管理できる。初心者でも簡単に操作できるソフトウエア「SWANIST」を装備した。
一方、「網塗り塗装タイプ」は、6軸ロボットで複雑な形状も塗装が可能。塗料循環が可能なスプレーガンを搭載し、幅広い塗料に対応しており、比較的低コストで導入できる。
アネスト岩田では、塗装ロボットを導入することで、作業者の健康や安全性の担保、塗装工程の人手不足の解消と、難しい塗装技術を再現できるほか、一定の作業を再現し、連続で生産することができるため、製品品質や生産量を高水準で安定させることが可能としている。