ウインドリバーは4月18日、安川電機が自律型の産業ロボット「MOTOMAN NEXT(モートマンネクスト)」の新製品開発に、同社の組み込みリナックスプラットフォーム「Wind River Linux(ウインドリバーリナックス)を利用したと発表した。
「MOTOMAN NEXT」は、高度なAI(人工知能)機能を備えた、自律的に環境に適応し判断を行い作業するロボット。
エヌビディアのロボット用組み込みAIボード「Jetson Orin」と「Wind River Linux」を搭載。高度な作業力と判断力を実現しており、不確定要素の多い困難な作業を処理することが可能、これまで人間の感覚や判断能力を必要とし、自動化が難しかった分野での自動化が図れるという。
「Wind River Linux」は、特定の利用分野向けにカスタマイズしたリナックス上で動作するプラットフォーム。堅牢で信頼性が高く、安全な組み込みソリューション開発と展開、運用が行える。また、ミッションクリティカルなアプリケーションに求められる、高い安定性とセキュリティ、リアルタイムの稼働にも対応する。