リンクウィズ、丸紅ベンチャーズの運営ファンドが出資、総額6.5億円を資金調達

リンクウィズ、丸紅ベンチャーズの運営ファンドが出資、総額6.5億円を資金調達

3次元形状処理エンジンを活用した産業用ロボットの自律化を展開するリンクウィズ(静岡・浜松市)は5月21日、丸紅ベンチャーズがリード投資家となり、四条と運営するファンドからシリーズCラウンドの第三者割当増資で資金調達を実施したと発表した。

リンクウィズは、2015年に静岡県浜松市で創業。現在は、自動車関連企業や農機具関連企業、金属加工企業などの製造現場向けに、生産最適化システム「L-ROBOT」、自動検査システム「L-QUALIFY」、生産データ管理分析ツール「LINKWIZ FACTORY CLOUD」を提供。中小企業を主な対象に板金の溶接加工自働化ソリューション「L-ROBOT板金溶接パッケージ」も販売する。

同社は、調達した資金を、自動車関連企業や農機具関連企業、金属加工企業などの製造現場への製品の導入や、適応するアプリケーションを増やすための事業活動を加速推進する原資とすると共に技術開発、人材開発に充てる。今回の第三者割当増資と、日本政策金融公庫と浜松いわた信用金庫の協調融資を合わせてこれまで総額6.5億円を調達した。

丸紅ベンチャーズでは、サプライチェーンの多様化に伴い製造拠点がグローバルに分散していく中で、リンクウィズのシステムが製造現場の作業効率向上や、職人が培ってきたノウハウの継承に役立つと考え、今回投資を実行したとしている。