ドローン事業を展開するトンプラ(新潟・新潟市)は5月30日、非GNSS(測位衛星システム)での狭小空間を点検可能なドローンのエントリーモデル「Small Doctor(スモールドクター)02」の予約販売を開始すると発表した。
「Small Doctor02」は、40立方センチメートルの狭小で暗所空間でも安定した飛行が可能で、ボイラー、煙突、下水道、ダクト、配管、天井裏、暗所のひび割れなど、GNSSが利用できない狭小空間の点検が可能。飛行安定センサーを搭載しており、ドローンの操縦訓練を行っていない人でも扱える。点検の用途によって荷積み機能のカスタマイズにも対応する。
屋内点検ドローンのエントリーモデルと位置付けて開発。飛行安定センサーに機能を絞り込むことで、従来の屋内点検ドローンの約10分の1という価格を実現した。月賦支払いのほか、本格導入前にトライアルプランも用意する。
トンプラでは今後、有毒ガスセンサーの搭載など、危険地帯の作業を安全に実現できる機能の開発も進める予定。