ヴイストン、研究開発台車ロボット用ROS搭載の小型PCの新モデル発売

「ROS PC(NUC14)オプション」(拡張機器用電源基板「VS-WRC054」を含む)
「ROS PC(NUC14)オプション」(拡張機器用電源基板「VS-WRC054」を含む)

ヴイストン(大阪市)は8月29日、研究開発用台車ロボットに設定する、台車ロボット用PC「ROS PCオプション」の新モデル「ROS PC(NUC14)オプション」を発売すると発表した。価格は税込33万5500円。公式ウェブショップで販売する。

「ROS PCオプション」は、台車ロボット用にセットアップ済みのPCオプション。対応ロボットをROS(ロボット・オペレーティング・システム)で制御するためのPCと取り付け金具で構成する。研究開発用台車ロボットで、ハードウエア導入後に発生するセットアップ工程を大幅に短縮できるとしている。

今回発売する「ROS PC(NUC14)オプション」は、ASUS(エイスース)の小型PC「NUCシリーズ(NUC14RVKI5)」を採用。RAMは32GB、SSDは256GBで、ROS関連の実行環境で十分な性能を確保した。また、取り付けのアルミ製フレームも設計を見直し、より合理的な構造に刷新した。

PCは、ROS環境とヴィストンのサンプル類がセットアップ済みで出荷する。また、拡張機器用電源基板「VS-WRC054」を使うことで、研究開発用台車ロボットに内蔵されたバッテリーからROS PCオプションを動かすことができる。