NEC、ロボット作成時の使いやすさ強化したRPAソフトの新版

NECは7月12日、マウスやキーボードで定型業務などの作業を自動化するロボット作成が可能なRPAソフトウエア「NEC Software Robot Solution」の新バージョン「NEC Software Robot Solution Ver1.5」の販売を開始したと発表した。

「NEC Software Robot Solution」は、プログラミングの未経験者でもキーボードやマウスを利用した直感的な操作でロボットの作成ができるように使いやすさと分かりやすさを重視したRPAソフト。

ロボットの作成は、マウス操作やキーボード操作、アプリケーション起動などの操作を定義する「オペレーションコマンド」と、条件分岐や繰り返し、エラー処理など作業の流れを定義する「フローコマンド」を、コマンドテーブル上で組み合わせながら記録することでプログラミング言語などを使用せずに行うことができる。

今回のバージョンアップでは、商品に初めて触れる人の操作性やユーザビリティ、分かりやすさに対する意見や要望を参考に操作性と視認性を向上させた。

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チュートリアル動画のイメージ

具体的には、初心者がロボット作成の操作方法を習得するための支援として、基本的なロボット構築手順について解説したチュートリアル動画を新たに用意。初回起動時にはポップアップ画面からこの動画に誘導するようにした。

また、コマンドを設定する画面では、コマンドの使い方を説明したFAQへのリンクボタンを新設。使い方が分からない時に効率よく解決方法を確認できるようにした。

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コマンドテーブルデザインの変更の機能イメージ

さらに、ロボットの作成で、コマンドの名称とアイコンを直感的に理解しやすい表現やデザインに変更した。コマンドテーブルでは、フローコマンドを記録時に必要な構文の表示形式を一覧型から折りたたみ表示が可能な階層型にデザインを変更して、操作性と視認性を向上。フローコマンドの設定や確認作業を簡易化した。

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変数のリスト選択機能、変数内容プレビュー機能のイメージ

加えて、コマンドごとに詳細設定が可能なコマンドオプションでは、日付や時間、数値データなど特定の値と連動する変数への対応を強化。一度使用した変数をリスト化し、ほかのコマンドでも繰り返し引用しやすくする「変数のリスト選択機能」、変数の現在値を確認できる「変数内容のプレビュー機能」を追加し、変数の活用を簡易化して作業効率の向上を図った。