アールティ、研究用の等身大ヒューマノイドロボット発売

等身大ヒューマノイドロボット「Gorilla(ゴリラ)」

アールティ(東京都千代田区)は7月12日、韓国のロボティズの日本支店、ロボティズ日本支店と研究用の等身大ヒューマノイドロボット「Gorilla(ゴリラ)」を発売すると発表した。受注生産で、価格は個別の問い合わせになる。

「Gorilla」は、サービスロボットや歩行ロボットの研究用に使える等身大ヒューマノイドロボット。ROBOTISの販売終了製品である身長150cmの等身大ヒューマノイドロボット「THORMANG3(トールマンスリー)」のリソースを利用し、アールティが新たに改良、製造した。

100W、200Wのモータを採用しており、パワフルな動作が可能。丈夫なアルミフレーム製で災害救助用ロボットの研究開発にも利用できる。また、頭部にはオプションでカメラやセンサの搭載も可能。

ハードウエアは、ロボット用のアクチュエーター「DYNAMIXEL(ダイナミクセル)」と、一部のフレームはロボティズ日本支店が部材供給、そのほかの電装品やアルミフレームなどはアールティが製造する。ソフトウェアについては、アールティが改良し、販売、オプション追加、購入後のサポートを担当する。

サイズは、幅:595×奥行き:397×高さ:1270mm、バッテリーを含む重量は、約46.8kg。軸数は頭:2軸、腰:1軸、腕:7軸×2(左右)、ハンド:1軸×2(左右)、足:6軸×2(左右)となっている。