インダストリーアルファ(東京・板橋区)は10月25日、独自開発の低床型AMR(自律移動ロボット)「kaghelo(カゲロー)」のソフトウエアのアップデートで、愛知県の補助金制度「新あいち創造研究開発補助金」の2024年度事業に採択されたと発表した。
ソフトウエアのアップデートでは、AMRが自らの位置を推定し、ゴールに向かって経路を生成する自律走行アルゴリズムの品質向上に取り組む。
同社によると、AMRの多くが、ソフトウェアにOSS(オープンソースソフトウェア)を使用しており、エラー対応が難しいことと、細かい設定の制限があることが課題になっているという。
具体的には、エラー対応では、ソフトウェアの内部構造が不明なため、エラーが発生した際の適切な対処方法がわかりにくい。細かい設定の制限では、一例では速度の設定はできるが、加速度の設定ができないなど、細かなカスタマイズに制限がある場合があるとしている。
インダストリーアルファは、ソフトウェアのコア部分を自社開発しており、今回の補助金を活用し、こうした課題解決につながるソフトウエア更新の取り組みを強化する。