
認証試験、品質検証などの三者検証ソリューション提供のアリオン(東京・品川区)は5月22日、フォルクスワーゲングループ東京技術代表オフィス(横浜市)が、AI(人工知能)ロボティックス自動化ソリューション「ART(アート)」が導入したと発表した。
「ART」は、ロボットアームとAI認識技術を融合した自動テストソリューション。
テストプラットホームのインテリジェントガイダンスウィザード、ロボットアーム制御、指の操作、視覚認識、携帯電話制御などの機能を備え、機能テストを始め、相互運用性テスト、ユーザビリティテスト、ベンチと車両内でのヘッドユニットのユーザーシミュレーションテストに対応する。
また、テスト結果を自動で生成するLog/ReportシステムやHIL(ハードウエア・イン・ザ・ループ)制御システムとも連携可能。ソフトウエア定義車両(SDV)のテストプロセスで、テストプロセスの統一性と信頼性が大幅に向上するとしている。
アリオンは今後も、自動車業界のSDV(ソフトウエア定義車両)対応の品質検証と問題解析コンサルティングを強化していく方針。