フォースティードロボ、中国リアルマンのロボットの日本市場参入でAIや画像認識技術支援

リアルマンが販売するアクチュエータ、単腕アーム、セミヒューマノイドなどのロボット
リアルマンが販売するアクチュエータ、単腕アーム、セミヒューマノイドなどのロボット

AI(人工知能)やロボティクスなどの研究開発を行うForcesteed Robotics(フォースティードロボティクス、東京・江東区)は10月27日、中国ロボットメーカーのリアルマン・ロボティクス(リアルマン、睿爾曼智能科技有限公司)のロボットにAIと画像認識技術、人工意識FSR-ACパッケージを組み合わせた技術支援を開始したと発表した。

今回の取り組みでは、リアルマンのロボットのハードウエアとフォースティードの人工意識FSR-ACを中心としたAIや画像認識技術を組み合わせ、現場での適応支援と日本市場の販売体制の強化を図る。

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フォースティードのパッケージアプリケーション

は、製造、研究、教育、サービスなど多様な分野での導入を想定し、AIや画像認識などを統合した現場導入支援パッケージを提供。リアルマンのロボットが持つ高出力・軽量構造アクチュエータの性能を最大限に生かし、実運用環境へのスムーズな適合を図る。

具体的には、工場内の自動搬送や検査支援、監視ソリューション「Guardian(ガーディアン)」、空間知能を活用したモビリティロボット制御、AIオペレーターを使った受付・カウンター業務の自動化など、リアルマンのロボットを組み込んだ幅広いソリューションを展開する。

販売面では、フォースティードが日本国内の販売代理店と連携し販売体制を構築し、市場開拓と導入支援を強化。模倣学習を中心としたロボット動作データの活用や、AI応用分野の連携も進める。

両社は今後、工場でのデータ利活用型ロボティクスなど、日本が強みとみるロボットデータを使ったソリューションなど、新たなビジネスモデル創出に取り組む。また、共同事業体(JV)の設立も検討する。