AI(人工知能)ソリューション会社のHACARUS(ハカルス)(京都市)は8月21日、AI外観検査「HACARUS Check for FANUC CRXシリーズ」を体験できるロボットとAIを使った外観検査のデモンストレーション施設「ショールームはかる」を、本社内にオープンしたと発表した。
ショールームでは、ファナックの協働ロボット「CRX」とハルカスのAIソフトを連携させたAI外観検査の流れを体験することが可能。ロボット動作に始まり、サンプル部品の撮像、AIによる検査といった外観検査の一連のフローを確かめることができる。
ハルカスによると、製造業の現場では加工や検査の自動化が進んでいるが、部品の表面や形状の性質上、目視検査を続けているケースや、技術者が慢性的に人材不足である現場が多く、専門的知識の属人化、高齢化による知識・技術喪失が課題となっている場合があるという。こうした背景を受け、同社では熟練者の知見をAIで資産化し、事業の質的向上とスケール拡張を実現するための、外観検査の自動化に取り組んでいる。