ヴイストン(大阪市)は11月28日、機体の前後にデジタルサイネージを搭載した、高さが約180cmの大型コミュニケーションロボット「サンドイッチロボ」を試作したと発表した。
「サンドイッチロボ」は、前面と背面に、液晶ディスプレイのデジタルサイネージを搭載。サイネージへの投影内容を前後で個別に制御ができるほか、ロボットの動作とも連動させることが可能。そのため、単純なサイネージ映像にはとどまらない、動きやコミュニケーションを伴った、印象に残る演出ができる。
また、開発には自社のロボット製品を活用した。本体を走行させる車輪部分は「メカナムローバーG120A」、上半身に搭載された頭や腕などのコミュニケーションロボット部分には「Robovie-R4」の部品を使用。ゼロから開発・製造する場合と比較し、迅速で安価に製作できたという。
サイズは、幅:68×奥行き:60×高さ:181cm。ヴイストンでは、単なる映像であるデジタルサイネージに対し、ロボットが身振り、手振りや音声コミュニケーションなどを行うことで、コミュニケーションを通じて情報を提供できる新たな広告媒体となるとしている。