小売り向けロボット開発のMUSE(ミューズ、東京・中央区)は4月9日、ストアロボット「Armo(アルモ)」を活用した小売りロボットの店内販促プラットホーム「ロボプロ」を始動し、店舗内プロモーションを協働するメーカー、卸売企業、広告代理店の募集を開始したと発表した。ベルク(埼玉県鶴ヶ島市)は国内第1号の小売りパートナーとして、導入済みの22店舗をマーケティングフィールドとして提供し、実店舗での新たな購買体験の創出を進める。
「ロボプロ」は、ロボットを導入する小売企業と、店内販促を強化したいメーカーをつなぐ店内販促プラットホーム。MUSEによると、国内初の仕組みという。ロボットを「動く広告媒体」として活用し、店内を自律走行しながら音声、動作、視覚によって来店客に能動的に訴求する。固定式サイネージや棚販促では難しい顧客接点づくりを狙う。
同社は実証実験で、特定カテゴリーで、通常の陳列棚と比べ、数倍の売り上げを記録したとしている。加えて、ロボットの稼働状況や来店客とのインタラクションを可視化できるため、店頭施策の効果が見えにくいというメーカー側の課題解決にもつなげる。店内データ可視化サービス「Eureka Platform」を通じて、複数店舗にまたがる施策データの蓄積・活用にも対応し、販促の高度化と標準化を進める。
今回の運用は、ベルクの導入済み22店舗で始めた。ベルクはこれまで、「Armo」による品出し搬送の自動化など業務効率化を進めてきたが、ロボットを省人化だけでなく、店舗を活性化し新たな収益源を創出するパートナーと位置付け、販促活用にも手応えを得ているという。MUSEとベルクは今後、店舗横断で販促施策や売り場データの蓄積・分析を進め、「どの売り場で、どのような訴求が、どれだけ売り上げに寄与したか」の可視化を進める。








