ミューズ、ベルクが店舗業務の自動化ロボットを埼玉と群馬の10店に導入

小売り向けロボット開発のMUSE(ミューズ、東京・中央区)は2月5日、スーパーのベルク(埼玉・鶴ヶ島市)が、店舗業務の自動化ロボットの製品版モデル「Armo One(アルモワン)」を、埼玉県と群馬県の10店舗に導入したと発表した。

「Armo One」は、店のデータを活用しながら、品出し搬送、商品棚上げの在庫管理、販促支援といった店内業務を行う店舗向けロボット。拡張ユニットを交換することで、品出しや売り場画像の収集など、複数の業務を1台で行うことが可能。小売店の人手不足解消と売り場の活性化が図れるという。

さらに、収集した売り場データは、クラウドサービス「Eureka Platform(エウレカ・プラットホーム)」に蓄積され、小売業者、メーカーがリアルタイムで商品棚の画像、欠品、棚割りの乖離(かいり)などの解析結果を確認できまる。

ベルクは、既存店の和光西大和店(埼玉)、北坂戸(同)店で、「Armo One」を2024年6月から導入。既存店舗での想定を上回る成果を上げたことを受け、今回、埼玉県と群馬県の10店舗でも運用することにした。

同社では「現在は主に品出し業務に活用しているが、今後は売り場の棚画像可視化や販促業務など多用途での活用をミューズと検討し構築して行く」(原田・取締役システム改革部長)としている。