サービスロボットを活用したソリューションなどを手掛けるSenxeed Robotics(センシードロボティクス、東京・港区)は9月8日、中国UBテックの配膳ロボット「CADEBOT(ケイドボット)」の取り扱いを開始したと発表した。国内では初という。
「CADEBOT」は、制振性に優れた特殊ホイールを採用することで、走行時のスムーズな移動を実現させた配膳ロボット。ラーメンを始めとする汁物の配膳ができる。大画面ディスプレイを搭載しており、配膳と合わせて商品などのPRも可能。顔画面には独自のキャラクターデザインや音声設定も行える。
第一弾で、ワイエスフード(福岡)が、運営するラーメンチェーン「九州筑豊ラーメン山小屋 創業店」で導入し、9月8日から運用を開始した。まずは直営店「山小屋 創業店」(福岡県香春町)で実証導入を行った上で、ほかの店舗にも展開する。
ワイエスフードでは少子高齢化や新型コロナの影響を背景に、慢性的な人不足に加え、人件費の高騰も大きな負担となっていた。その対策に加え、FCオーナー⽀援で配膳ロボットを活用したソリューションの開発・展開を進めている。今回、「CADEBOT」が、ラーメンの配膳と店内での宣伝できる点を評価し、採用を決めた。
センシードロボティクスは、ロボットを活用したソリューションの開発を始め、ロボット向けプラットフォームの提供、海外ロボットメーカーの国内展開、輸入や代理店といった事業を展開する。