配膳サービスロボットなどの導入支援を行うDFA Robotics(DFAロボティクス、東京・渋谷区)は10月10日、同社のアドバイザーに、日本フードビジネスコンサルティング協会(FBCJ)理事で、飲食経営コンサルタント会社のLEAD LIVE COMPANY(リードライブカンパニー、横浜市、代表取締役社長:栗原幹)の遠山啓之副社長が就任したと発表した。
遠山氏は、グローバルダイニング、プレジャーカンパニーで20年以上接客と教育に携わり、2020年11月にリードライブカンパニーを創業。飲食企業や、専門学校の臨時講師、大手通信企業接客研修、ホテルなど向けに年100件以上の研修やセミナーを行っている。
DFAロボティクスでは、今回のアドバイザー就任で、遠山氏と同社が持つノウハウなどを活用し、飲食業界でロボット導入拡大に向けた共同推進する。
また、同社が持つ飲食店でのロボット導入の知見や潜在ニーズの開拓を強化するほか、リアルな現場の声をロボットオペレーションに生かし、同社が推進するネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」の開発などを通じて、飲食店向けに最適化したロボットオペレーションを研究開発するプロジェクト「おもてなしRX」の強化につなげる。
DFAロボティクス、「BellaBot(ベラボット)」を始めとする、配膳・運搬・清掃サービスロボットの国内での利用支援を行っており、これまで3250台を導入。支援を行う中で、遠山氏が掲げる「より魅力的(人間的)な接客が求められる時代に向けた接客の未来の形」と、同社が目指す「飲食店における国内店舗のオペレーションを最適化」する目的が合致し協業することにした。
今後は、サービスロボットの単一作業での課題解決だけではなく、ロボットとシステム連携した飲食業界全体のマーケティングを進めていくとしている。