中国のAI(人工知能)ロボットメーカーのOrionStar Robotics(オリオンスターロボティックス)は10月31日、AI配送ロボット「LuckiBot Pro」の機能をアップグレードしたと発表した。
今回のアップグレードでは、効率性と信頼性を向上させた。具体的には、「マーカーなし」「小物回避」「65cmまでの通行性」の機能を新たに導入した。「マーカーなし」は、配備、配置などが従来よりも速く効率的に行えるように改良。高さ35メートルの天井までスペースを自在に移動できりようにした。
「小物回避」では、異なる地面環境でも4cmまでの小物体を簡単に識別できる高精度な物体検出能力を搭載し、機器運行の安全性と信頼性を向上させた。
「65cmまでの通行性」では、複数の3次元の色と形を計測する装置「RGBDセンサー」と、「LiDAR(光による検知と測距)」を組み込むことで、狭いスペースでも正確なナビゲーションの確保を可能にした。同社では今後も、配送ロボットの運用効率向上の取り組みを続けるとしている。