DFAロボティクス、箱根の湯本富士屋ホテルが清掃ロボット「PUDU CC1」導入

湯本富士屋ホテルで稼働する清掃ロボット「PUDU CC1」
湯本富士屋ホテルで稼働する清掃ロボット「PUDU CC1」

DFAロボティクス(東京・渋谷区)は5月8日、神奈川県箱根町の「湯本富士屋ホテル」が、清掃ロボット「PUDU CC1」を導入したと発表した。

ロボットは、神奈川県ロボット実装促進センターが主導する支援制度「導入実証サポート」を通じて納入した。センターでは施設が抱える課題のヒアリングから、ロボット企業とのマッチング、導入実証サポートを実施する。2023年10月から実施した「導入実証サポート」の施設の1つで湯本富士屋ホテルがDFAロボティクスのロボットを採用した。

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段差の改善でスロープを設置

実証では、湯本富士屋ホテルの清掃業務で負荷軽減の解決と浴室環境でのロボットの清掃効果を確かめるため、清掃ロボット「PUDU CC1」を使用。実証当初は脱衣所に段差があり、走行のたびにロボットを持ち上げる手間が発生。そのため、スロープを設置し、ロボットがスムーズに走行できる環境を整えた。

実証時の取り組みでは、清掃ロボットの運用レクチャー、機体の日常メンテナンス方法の説明によるイレギュラーな不具合の削減、遠隔で清掃開始から清掃データの収集、清掃中のロボット状況のタブレットで把握するためのアプリとの連携を実施。

そのほか、スタッフとの衝突などの安全性を考量した自立走行時のスピード調整、スロープや浴室エリア内の段差からの落下を防止するため、マップ上で禁止エリアの設定と階段に落下防止シールを貼付しロボットの落下防止策の実施、スロープ設置後にスロープで顧客のケガ防止でゴムシート補強を行った。

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清掃スタッフ省人化の詳細

導入の結果、外部委託の清掃スタッフを1~2名の削減と、清掃時間の10%~20%程度の削減を実現。また、浴室内の床面清掃の7~8割をロボットが代替することで、行き届かなかった細かな清掃が行え、パブリックスペースの清掃面積が3.4倍に拡大した。

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パブリックスペースの清掃面積が3.4倍に拡大

また、バックヤードの清掃は週2回程度だったが、夜間に清掃ロボットを活用することで毎日の清掃が可能となった。

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人とロボットとの清掃品質の比較

DFAロボティクスでは、清掃現場の汚れを数値化し清掃品質を検証できるキット「ルミテスター」を活用し、人とロボットの浴室内の床面清掃品質も比較。結果として人の清掃よりも汚れを落とせることに加え、検査場所による数字のばらつきがなかったことで清掃品質が均質化できていることも確かめた。

同社では今回の実証を受け、今後、神奈川県を始め、人手不足や生産性向上を課題に抱える地域に向け、解決策としてロボティクスソリューションを展開するとしている。