パナソニックHD、屋外移動と遠隔操作ロボ合わせたタウンツアーの実証実験

屋外移動ロボットと「OriHime(オリヒメ)」を合わせて実験する

パナソニック ホールディングス(HD)は7月6日、神奈川県藤沢市の「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)」で、実施する屋外移動ロボットのサービス実証で、オリィ研究所の分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を使った、外出困難者が自宅などから「Fujisawa SSTの見学ツアー」の案内役を行う実証実験を開始したと発表した。

実験では、屋外移動ロボットに、遠隔からコミュニケーションを行うことができる「OriHime」を搭載し、外出困難者などが自宅から「OriHime」を介して、「Fujisawa SST見学ツアー」の街案内のガイドをする。実験のツアーは7月12日から毎週水曜日で実施。期間は12月までを予定している。

パナソニックHDでは、労働力不足などの社会課題の解決を目指し、屋外移動ロボットを活用した配送サービスの実用化に向けて取り組んでいる。

2020年11月からはFujisawa SSTで、小型低速ロボットによる住宅街向け配送サービスの実証実験を開始。これまで、1名のオペレーターが遠隔で4台同時に監視しながらの公道での自動走行、完全遠隔監視・操作型の屋外移動ロボットの道路使用許可取得などを行っている。