オクタロボ、経産省の補助事業に採択でRFA規格のロボットと建物連携標準化に着手

オクタロボ、経産省の補助事業に採択でRFA規格のロボットと建物連携標準化に着手

Octa Robotics(オクタロボティクス、東京・文京区)は9月3日、「RFA(ロボット・エレベーター連携インターフェース)」を活用したロボットと建物設備連携と標準化の研究開発が、経済産業省の補助事業に採択されたと発表した。

オクタロボティクスが取り組む「研究開発「RFA規格に基づくロボット・建物設備連携と標準化の推進」が、経産省の「令和6年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業(ロボットフレンドリーな環境構築支援事業)に係る間接補助事業者」に選ばれた。

同社では採択を受け、大和ライフネクスト、綜合警備保障、日立ビルシステム、日本品質保証機構、大同大学、産業技術総合研究所、2DCと組み、ロボットフレンドリー施設推進機構(RFA)が発行した規格に基づく建物設備連携を進めると共に、施設をロボットフレンドリー化する研究開発を行う。

テーマは「ロボット・セキュリティ連携技術の研究開発」「ロボット・エレベーター連携技術の研究開発」「共有マーカーの研究開発」「複数ロボットの同時運用技術の研究開発」「ロボフレ適合性評価プログラムの研究開発」を設定。

「ロボット・セキュリティ連携技術の研究開発」(オクタロボティクス、綜合警備保障、大和ライフネクスト)は、RFA規格に基づくロボット・エレベーター連携を低コストで短納期に実現する方法を検討する。「ロボット・エレベーター連携技術の研究開発」(オクタロボティクス、日立ビルシステム)は、RFA規格に基づく共有マーカーの配色変更の影響評価と用途の検討を行う。「共有マーカーの研究開発」(オクタロボティクス、産業技術総合研究所)は、RFA規格に基づく共有マーカーの配色変更の影響評価と用途を確かめる。

「複数ロボットの同時運用技術の研究開発」(オクタロボティクス、2DC)は、RFA規格に基づく共有リソース管理サーバーと、ロボットが共有し利用できる通知インターフェース、無線式充電ステーションを開発する。「ロボフレ適合性評価プログラムの研究開発」(オクタロボティクス、日本品質保証機構)では、ロボットが、ロボットフレンドリー環境を適切に利用可能なことを評価する手法を開発する。