プードゥーロボティクス、大規模施設向けAI搭載の清掃ロボット「PUDU MT1」発表

大規模施設向け清掃ロボット「PUDU MT1」
大規模施設向け清掃ロボット「PUDU MT1」

中国ロボットメーカーのプードゥーロボティクスは9月11日、AI(人工知能)を搭載した大規模施設向け清掃ロボット「PUDU(プードゥー)MT1」を発表した。

「PUDU MT1」は、10万平方メートル以上の清掃エリアを効率的に処理できるロボット。AIで、実際のゴミとゴミ以外の物体を区別し、ゴミを検知するとすぐに清掃を行う。廃棄物の区別は、取得した情報をデータベースに格納し、継続的に更新することで精度を向上する。35Lの大容量ゴミ箱と75cmの清掃経路幅を備えており、微細なホコリから飲料ボトルのまでのゴミを回収できる。

独自のレーザー技術「ライダーSLAM」と「VSLAM」を搭載しており、全空間を認識しながら広大な施設に適応し、効率的に広範囲をマッピングして清掃をすることが可能。ルートを最適化し、重複して清掃を行う箇所を最小限にとどめながら作業する。施設内のレイアウト変更にも柔軟に対応する。タッチスクリーンで、初めてのユーザーでも簡単に操作しカスタマイズが可能で、延長式のハンドルで手動操作も行える。

さらに、IoT機器を利用して、エレベーター、ゲート、そのほかのインフラ設備と連携しながら複数フロアの清掃できる。アプリなどを使って遠隔監視も可能で、リアルタイムの施設情報やゴミ箱が満杯時の通知などが確認できる。