三菱HCキャピタル、相鉄企業が「ゆめが丘ソラトス」に自律走行清掃ロボ9台導入

ゆめが丘ソラトス
ゆめが丘ソラトス

三菱HCキャピタルは9月25日、相鉄企業(横浜市)が、自律走行型の清掃ロボットをサービス契約で導入し、清掃業務を担当する横浜市の大規模複合商業施設「ゆめが丘ソラトス」で、本格運用を開始したと発表した。

導入した自律走行型清掃ロボットは、事前に設定した清掃エリアのマップを基に人の手を借りずに自動で清掃を実施する。高精度センサー搭載しており、周囲の環境を認識することで、障害物を避けながら走行が可能。三菱HCキャピタルでは今回、1階から3階の全フロアの通路や広場などの施設共有部で閉館後の床面清掃作業用に合計9台を提供した。

同社では、ロボットの提供にあたり、清掃ロボットの選定から導入計画の策定、ロボットを活用した業務の設計を始め、相鉄本社ビルで行った実証実験から得た導入効果の検証を踏まえて、パートナー企業と連携し相鉄企業のニーズや課題をヒアリングしロボットソリューションを構築した。

「ゆめが丘ソラトス」は、相鉄グループの相鉄アーバンクリエイツと相鉄ビルマネジメントが、「泉ゆめが丘地区土地区画整理事業」の一環で、相鉄いずみ野線のゆめが丘駅前に開発した横浜市泉区最大規模の複合商業施設。

施設は、サービスロボット導入を想定し設計されており、段差、通路の幅、床材などに加え、ロボットの充電に必要な電源の設置や自動ドアとの連携など、サービスロボットの円滑な運行が可能なロボットフレンドリーの環境を整備している。