警備ロボット開発のSEQSENSE(シークセンス、東京・中央)は12月2日、警備業のテイケイ(東京・新宿区)と、「虎ノ門ヒルズステーションタワー」(東京・港区)で、自律移動型警備ロボット「SQ-2」の本格稼働を開始したと発表した。
「虎ノ門ヒルズステーションタワー」は地上49階建て、高さ約266mの多用途複合の超高層ビル。シークセンスでは、「SQ-2」を、エレベーターと連動させてフロア移動を行うことで、約30フロアを巡回警備する。これまで同社の「SQ-2」の導入で最多フロア数になる。
ロボットが、日中は商業フロア、夜間はオフィスフロアを警備員に代わって巡回することで警備員の負担軽減につなげる。運用は、警備を担当するテイケイが行う。
「SQ-2」は、3次元センサー、自己位置推定アルゴリズム、リアルタイム経路計画アルゴリズムなどを搭載する自律移動型の警備ロボット。
独自の3DLiDARを搭載しており、警備対象物件の詳細な3次元マッピング、移動歩行者などの動体の発見、環境の変化検出を行うことができる。また、クラウドと連携することで警備拠点から遠隔で警備業務を行える。