シークセンス、警備ロボット「SQ-2」がNECネッツエスアイ本社ビルで本格稼働

NECネッツエスアイ本社ビルで運用中の「SQ-2」
NECネッツエスアイ本社ビルで運用中の「SQ-2」

警備ロボット開発のSEQSENSE(シークセンス、東京・中央)は12月3日、NECネッツエスアイの本社ビル(東京・港区)で、自律移動型警備ロボット「SQ-2」の本格稼働を12月1日から開始したと発表した。

NECネッツエスアイ本社ビルでは、巡回警備や立哨業務、設備点検に「SQ-2」を活用する。

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エレベーターに乗車する「SQ-2」

巡回警備では、警備員が操作する臨時巡回や、スケジュール設定に基づいた定時巡回を行う。ロボットは、指定されたポイントを自律的に移動し、巡回が完了すると自動で充電ステーションに帰還して充電する。

エレベーターとの連動し、複数フロアの巡回と点検も可能なことから、NECネッツエスアイ本社ビルでは、年内をめどに、エレベーターを使った夜間のオフィスフロアの巡回と点検を開始する。

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セキュリティゲート横で立哨を行う「SQ-2」

立哨は、NECネッツエスアイ本社ビル1階入口のセキュリティゲート横で「SQ-2」が立哨を行う。立哨はスケジュール機能を使用することで、決まった時間に行うようにする。

また、ロボットは、人が近づいてきたことを検知し、事前に設定した音声アナウンスを再生する「声かけ再生」機能を搭載することから、機能を活用することで、館内での迷惑行為、禁止行為の抑止など警備レベルの向上につなげる。

設備点検では、ロボットの事前に指定した点検ポイントで写真を撮影できる機能を生かし、NECネッツエスアイ本社ビルのドアの開閉や誘導灯の点灯を確認する。撮影された写真はクラウドに保存するため、警備員は写真を見て、異常の有無を遠隔で確認できる。

「SQ-2」は、3次元センサー、自己位置推定アルゴリズム、リアルタイム経路計画アルゴリズムなどを搭載する自律移動型の警備ロボット。独自の3DLiDARを搭載し、警備対象物件の詳細な3次元マッピング、移動歩行者などの動体の発見、環境の変化検出を行うことができる。クラウドと連携することで警備拠点から遠隔で警備業務も行える。