DFA Robotics、大阪のホテルバリタワーが1台4役の清掃ロボット導入

ホテルバリタワーが「PUDUCC1」を導入

飲食店向けロボットソリューションを手掛けるDFA Robotics(東京都渋谷区)は7月25日、提携する中国ロボットメーカーのPudu Roboticsの1台で吸引・水拭き・掃き・乾拭きの4役を担う清掃ロボット「PUDUCC1(プードゥーシーシーワン)」の取り扱いを開始し、サンザ(東京都新宿区)が運営するホテルバリタワー大阪天王寺に導入したと発表した。

「PUDUCC1」は、1台で吸引・水拭き・掃き・乾拭きが可能な自動走行サービスロボット。清掃範囲のマップを記憶し、清掃レポートを自動生成するため、掃き残しや吹き漏れ、掃除のし忘れなどのヒューマンエラーが避けられ、人が清掃を行うよりも圧倒的に業務工数の削減と省人化が図れるという。

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フロントロビーで「PUDUCC1」を水拭き・乾拭き掃除で操作するスタッフ

導入したホテルバリタワーでは、導入前の同じエリアの清掃と比較し、清掃時間を6割削減できたほか、これまで1時間かけて清掃していたスタッフが、顧客対応やチェックイン前準備などの業務にも対応できるようになった。

DFA Roboticsでは今後、様々な施設へDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進。サービスロボットの単一作業での課題解決だけでなく、モバイルオーダーやアバター、デジタルツインなど、様々な企業との協業しサービスロボット全般を活用したロボットとシステムを連携したマーケティングを進めていく考え。